【秘境駅】大井川鐡道の旅④
こんにちは。瀬野と申します。
2019年11月大井川鐡道の旅その3です!
前回はこちら↓
hitoritabikiroku.hatenablog.com
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たくさん歩いてたくさん食べて、目覚ましもかけずに布団に入って3秒で寝た。
そして翌朝、2019年11月7日。
8時半頃に、
「朝ごはんできましたよ~」
まさかの民宿のおばちゃんが起こしにきてくれるスタイル。
朝ごはんは、川魚の甘露煮、冷奴、納豆…。
これぞ日本の朝食。やっぱり最高です。
10時20分頃にチェックアウト。
宿泊代は、一泊二食温泉付きで9,900円でした。
「もうちょっと寝てていいのに~」
と言っていただきましたが、そわそわしてしまって軽く散歩に出ました。
そして10時58分、千頭行きの列車に乗り込みます。
前日も降りたこの駅ですが、雰囲気が良すぎて今日も行こうと心に決めていました。
鉄道が通る橋を、人も歩けるようになっています。
これ、本当に歩いていいの?というような橋。
昨日に引き続き、高所恐怖症なので震えてしまいます。
前だけを見て、一気に渡りましょう。
川に映る橋が綺麗。
呼吸を整え、奥大井湖上駅の全貌を見るべく山に登ります。
木の根に覆われた道(のようなもの)を歩き、県道388号線に出ました。
そして、後ろを振り返ると…
なんということでしょう!
湖に浮かんでいるような駅が見渡せるではありませんか!
僕のほかにも人がいて、中にはドローンで撮影している猛者までいらっしゃいました。
広がる緑色の中に赤色の橋。
遠くから汽笛の音が聞こえ、まもなく赤い車両が橋を渡って入ってきます。
線路は続くよどこまでも、を具現化したような駅でした。
思い付きで旅に出てよかったなぁ…としみじみ。
また震えながら橋を渡り、駅に戻ります。
駅のホームから少し登ると小さなコテージがあり、トイレもありました。
大満足の奥大井湖上駅散策。
そろそろお別れの時間です。
やってきた車両に乗って、12時11分、奥大井湖上発。
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大井川鐡道の旅④はここまで。
⑤に続きます。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!
【温泉宿】大井川鐡道の旅③
こんにちは。瀬野と申します。
2019年11月大井川鐡道の旅その3です!
前回はこちら↓
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駅に食べ物売ってなかったかな…と期待しているとなんと!
駅の脇にお茶屋さん(?)がありました。
火のまわりに串を刺し、炙ったみたらし団子でした。
もっちもちでおいしかったです。
店じまいをするお茶屋さんのおばあちゃんとお話しして仲良くなり、2人で帰ることにしました。
おばあちゃんの顔は広い。
井川駅の駅員さんとも顔なじみです。
地元のテレビに出演したこともあるのだとか。
乗り放題の切符を買った僕は、おばあちゃんが買った普通の切符を見て初めて、大井川鐡道の切符が硬券であることを知りました。
まさかここでお目にかかれるとは。
レアです。
車内では、日本全国の地図を見て鉄道を楽しむのが趣味という車掌さんともお喋りさせていただきました。
僕が出身を言うと、即座に周辺の駅名を挙げるという驚異の記憶力。
驚く僕と笑うおばあちゃん。
楽しい時間でした。
おばあちゃんは井川の隣駅、閑蔵で下車。
そして僕も、本日の終着駅である接岨峡温泉駅へ。
車掌さんがわざわざホームに降りて、駅員さんのところまで連れて行ってくれました。
駅員のおばちゃんがニコニコしながら出迎えてくれます。
「今日はここにお泊りかね、瀬野さん?」
!?!?!?!?!?!?
なぜ僕の名前を…!?
おばちゃんはそのまま駅ホームへの出入り口に鍵をかけ、隣接した民宿に入っていきました。
急いで追いかけるとカウンターで、
「ここに名前書いてね。」
駅員さんが民宿をやっているのか、
民宿のおばちゃんが駅の管理を任されているのか。
真相は森の中です…。
泊まったお宿は「森林露天風呂」さん。
森の中の温泉が売りの民宿です。
お湯がとろとろで、浸かっていると卵の白身のような気さえしてきました。
温まって部屋に戻ると間もなく、おばちゃんが
「晩ごはんできましたよ~」
と呼びにきてくれました。
食堂へ行くと、テーブルにはたくさんのごちそうが並んでいました。
もちろん室内はストーブでぬくぬくです。
川魚の塩焼き、山菜ごはん、山菜と思しき野菜の炒め煮…。
右奥のお鍋はすき焼き、左奥の蓋を開けると鉄板焼きが湯気を立てていました。
学生一人旅でこんな贅沢していいんですか?
いいんです!(川平慈英さんの声で)
バイトがんばってきてよかった。
どれもこれも本当においしい。
途中で電気ストーブが灯油切れを知らせる悲痛な音を鳴らしていましたが、ぽっかぽかなので必要ないくらいです。
ストーブ、もう今日はゆっくりしといてくれ。
個人的には山菜ごはんが好きで、おかずが沢山あるのも相まって白ごはん追加で食べたいくらいでした。
あと、お茶がめちゃくちゃおいしい。
ペットボトルのお茶とは明らかに違う風味があるんです。
ここのお茶特有なんでしょうか。
猫舌なのに何杯もいただいてしまいました。
舌はやけどしました。
お腹いっぱいで部屋にもどると、ピシッッッとお布団が敷かれていました。
もう寝るだけじゃないですか。
本当にありがとうございます。
することがなにもないのでとりあえず横になったら、いつの間にか寝ていました。
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大井川鐡道の旅③はここまで。
④に続きます。
今回は文字ばっかりになってしまいました。
写真が異様に大きいのも気になりますが変え方がわかりません。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!
【廃線を歩く】大井川鐡道の旅②
こんにちは。瀬野と申します。
2019年11月大井川鐡道の旅、前回の続きです!
hitoritabikiroku.hatenablog.com
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ストーブのきいた井川駅を泣く泣く出て、お散歩スタートです。
線路とトンネルがそのまま残っています。
このあたりは、「井川湖畔遊歩道」として整備されています。
線路の上を歩いていると、右側に井川湖が見えます。
枕木を数えながらスキップしていたのですが、枕木の間隔が15回進むと2回狭くなることに気が付きました。
間隔が、広いを15回、狭いを2回、広いを15回…と繰り返すんです。
それがなんなのかはわからないんですけどね。
詳しい方、もしこの記事が目に留まりましたら教えてください!
ハイキング中のご夫婦に挨拶しつつ歩いていると、「夢の吊橋」という看板が現れました。
僕はなにも知らずに行ったのですが、この辺に夢の吊橋と呼ばれる吊り橋は2つあるのだそう。
もう一つは寸又峡にあり、こちらの井川の夢の吊橋は穴場なんだそうですよ。
コンディションが良ければ、眼下にはミルキーブルーの湖が広がります。
(今回は残念ながら茶色の湖でした…。)
はじめの一歩を踏み出すのが怖い。
でも引き返すのは嫌なんです。
なんとか渡りましたが、一人旅のデメリットを感じた瞬間でした。
歩き始めて約2時間半、集落にたどり着きました。
山に囲まれた小さな集落です。
静岡県庁も静岡市葵区なのですが、同じ区とは思えない空気の違い。
なんだか不思議な感じです。
地元の祖母に葉書を出そうと、郵便局を目指します。
公衆トイレなんかも設置されていて、観光客にも優しい雰囲気。
郵便局に向かう途中、自転車に乗ったお巡りさんに挨拶しました。
郵便局に入ると、お巡りさんが地元の方とコーヒー飲んでました。
最高のアットホーム感です。
葉書を買い、その場で書いていると、郵便局の方が
「綺麗な絵葉書見つけたからこっちにしたら?」
と、無料で交換してくださいました!
井川村のビジターセンターが描かれた葉書です。
無事に葉書を投函し、さあどうやって帰ろうか。
すると、コーヒーを飲み終わったお巡りさんが渡船場まで案内してくださるとのこと。
お言葉に甘えてしまいました。
夢の吊橋の話を教えてくださったのも、このお巡りさんです。
お巡りさんは今年の夏が寒すぎたために紅葉が遅いことを嘆き、お仕事に戻っていかれました。
本当にありがとうございました!
15時10分、井川本村渡船場を出発です!
僕の他のお客さんは、20代と思しきカップルが一組。
全然悔しくなんかありません。
船頭のおじさんにさくらももこさんデザインのバッジもらったし。
さくらさん、静岡市のご出身だったんですね。
1日に3往復運航されており、なんと無料です。
山から落ちてきた木が沢山浮いていました。
船頭のおじさんが、船と渡船場を軽やかにステップして着岸。
昼ごはんを食べ損ねたのでお腹がすきました。
今日のお宿に着くまでに、なにかおやつを食べたいところ。
と、考えながら井川駅まで歩きます。
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大井川鐡道の旅②はここまで。
③に続きます。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!
【アプト式車両】大井川鐡道の旅①
こんにちは。瀬野と申します。
2019年11月6日から、静岡県の大井川鐡道に行ってきました!
大井川鐡道には前々から行きたかったんです。
大学の休講が重なったので、思い付きでこの旅を敢行しました。
タイムリミットは8日の1限。
はりきって出発です!
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2019年11月6日(水)
11月5日、大学の講義終わりに深夜バスに飛び乗ります。
乗車前、バス停で大井川鐡道沿線の民宿に、
「明日空いてますか!?」
と電話をかけまくり、5軒目にしてやっと宿確保。
バスで爆睡をかまし、翌6日朝5時半に静岡入りを果たしました。
6時26分、大井川鐡道の入り口である金谷駅に到着です!
まずは乗り放題券である「大井川鐡道周遊きっぷ(2日券)」を購入。
これで大井川鐡道大井川本線、井川線、路線バスに2日間乗り放題です!
1㎞ほど歩いてミニストップで朝ごはんをゲット。
景色はほぼ山、たまに川。
この先コンビニはありません。
木製の渋い駅舎でパンをかじりつつ、金谷方面に向かう中高生を見送ります。
違う、僕はサボりじゃないから…!不審な目で見ないで…!
8時22分、やっと来た電車に乗って千頭駅へ。
アプト式ミニ列車というトロッコ風列車に乗車し、終点を目指します!
列車、意外と長くて立派(失礼)。
窓から見える山、川、橋、茶畑。
ツヤツヤな緑色の茶畑にすごく静岡を感じる。
とか言っているうちにアプトいちしろ駅に停車します。
アプトいちしろー長島ダム間は、日本で唯一アプト式車両を導入している区間です。
車両に付いている歯車と、線路に付いている歯車が噛み合って走ります。
線路の間に3列、ギザギザの歯が並んでいるんですね。
この歯のおかげで、90‰もの急斜面を登っていくことができます。
‰(パーミル)とは、勾配の程度を表す鉄道用語。
90‰は、水平距離1000mに対し90mの垂直距離を持つ勾配のことです。
うん、人間が沢山乗った鉄の塊を動かすにはかなり急かも。
お疲れ様です。
10時17分、奥大井湖上駅で途中下車です。
ツアーのお客さんも多数下車していました。
今回の旅の目的の一つでもあります。
ついつい、翌日も下車してしまったので、詳しくは別の記事で書きますね☻
駅舎はストーブがきいてぬくぬくです。
離れがたい…。
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大井川鐡道の旅①はここまで。
②に続きます。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!
旅に出たい
はじめまして。
瀬野と申します。
片田舎で大学生をしています。
2020年のGWが始まったばかりですが、外出できない日々が続いていますね…。
3月に予定していた旅を諦めたため、旅に出たい!欲が尽きません。
禁断症状を抑えるために今までの旅の振り返りブログを書くことにしました。
完全に自己満足です。
自己満足ですが、志は高く。
全世界の皆さんが僕の旅の記録を心待ちにしています。
の、つもりです。
よろしくお願いします☻